- 循環器疾患ではありませんが,興味深い症例を見かけたので本ページにもアップしておきます(松下ERランチ・カンファレンスとのマルチポストです 🎶)
🏀 頭部脳回転状皮膚(Cutis Verticis Gyrata: CVG)
- 頭皮軟組織の過剰肥厚で脳のような外観を呈する病態
- 初報は1837年にフランスの皮膚科医であるJLM Alibert
- 隆起部は硬く圧を加えても平らにすることはできない
- 頭皮の中央〜後部に多いが頭皮全体に及ぶこともある
- 頻度は1/10万人以下で男女比6:1,好発は思春期〜30歳
- 脳性麻痺やてんかん,精神神経疾患と関連する可能性
- 二次性CVGは先端巨大症,母斑,炎症過程などと関連
- 通常は良性疾患で治療不要(二次性では原疾患の治療)
- 美容的に外科切除,皮膚充填剤,ヒアルロニダーゼ注射
(松下記念病院
川崎達也)
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