🔍 クロード・シェーファー・ベック
- アメリカの医師 Claude Schaeffer Beck (1894–1971) で米国初の心臓外科教授に就任した
- 心タンポナーデの特徴であるBeckの三徴(Beck's triad)を報告(JAMA 1935;104:714-6)
- 1947年に最初の除細動を行ったことでも有名(術中に心室細動に陥った14歳少年:下図)
🐤 おまけ
- ベックが心タンポナーデの三徴を報告した論文(※)の序文がちょっと面白いので一部を記載します.” 心膜病変は一般に診断が難しく...... ラエンネック(聴診器の発明者)はこれらの困難さを早期に認識 ...... オスラー(医学教育の大家)も心膜病変を認識できなかったことをしばしば嘆いた.”
- 身体所見の匠であるこの3人が現在の臨床現場をどう感じるのか興味があります.ないがしろにされている身体所見を見て嘆くのか,はたまたベッドサイド心エコー図の素晴らしさに驚くのか.少なくともオスラーは,問診と身体所見をとらずにプローベを手にすればきっと顔をしかめると思いますが...😙
🉐 関連投稿 ➜ 過去の歴史クイズ(PC版なら画面右の分類からも選択可)
(松下記念病院
川崎達也)
0 件のコメント:
コメントを投稿