肥大型心筋症で通院中の患者さんから相談を受けました
💅 爪甲剥離症(Onycholysis)
- 爪剥離は冬に基部から始まり上方へ進行
- 夏には自然に治癒(この数年繰り返し)
- 服用薬はなくⅣ音を除き身体所見は正常
- 栄養や甲状腺機能を含む血液検査は正常
- 皮膚科的には爪甲剥離を除いて異常なし
- 職業は通常デスクワークで寒冷刺激なし
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本態性爪甲剥離症(Idiopathic onycholysis)
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爪甲剥離症の原因としては,感染症(真菌など),乾癬,外傷または損傷,薬物反応(テトラサイクリンなど),栄養不良,甲状腺疾患,紫外線暴露,刺激性反応などがある.
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本例は特発性爪甲剥離症(Idiopathic
onycholysis)と診断したが,爪甲剥離症が季節的なことから,冬の低温多湿などの環境条件が病状の悪化に関連している可能性がある.
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爪甲剥離には下図に示すように様々な型があるが,いずれも爪の先端~中央に生じていることに注目.本例は爪床基部から生じているようであるが,その原因は不明であった.
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