息切れで来院した症例
👻 解説
- 立位では頸静脈の拍動は目立たないが,しゃがみこみ(蹲踞姿勢)で内頸静脈の陽性拍動が出現(矢頭)
- その後に追加した深吸気で,内頸静脈の陽性拍動は顎下まで上昇した(矢印)➜ 広義のクスマウル徴候陽性
- 耳垂にある45度の皺にも注目 ➜ フランク徴候またはearlobe creaseと呼ばれ虚血性心疾患を示唆する
- 本例は冠動脈バイパス術の既往があり慢性左心不全の増悪と診断 ➜ 利尿薬の追加と減塩指導を行い2週間後に再診
👾 独り言
(松下記念病院
川崎達也)
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