💟 前向き臨床研究(Eur J Heart Fail 2022;24:2108-17)
- Bendopnea=前屈時呼吸困難(例:前かがみで靴をはく)で心不全を示唆
- BOSI=端座位の状態から前かがみになった時に低下する酸素飽和度の程度
- 安定した外来心不全症例でBOSIの3%以上の低下は独立した予後予測因子
- しかし前かがみ時の息切れ症状は心事故とは関連せず (95% CI 0.83–1.31)
👤 独り言
- 前屈時の呼吸困難の出現が予後と関連しなかったことは意外でした.しかしなんとなく分かる気がします.実はつい先ほど,ビールを飲みながら椅子に座ってこのコンテンツを作成中,下に落ちたペンを拾おうとしたら胸が圧迫され息苦しさを感じたからです(僕は心不全に罹患していないはず 😅).自覚症状ってあまりあてにならないことがあります.
🉐 心不全に関する過去の投稿 ➜ コチラ(PC版なら画面右の分類からも選択可))
(松下記念病院
川崎達也)