- 当院の張本先生が執筆された論文です.少し前の出版(2018年)ですが,面白いと思うのでアップしておきます.ポイントはタイトルがSoundsと複数形になっている点です.
👽 解説
- 3度房室ブロックで大砲音(cannon sound:上図の大きい赤矢頭)を認めます.P波後のⅣ音(矢印)にも注目すると,一カ所だけ大きくなっています(小さい赤矢頭).これはⅣ音が心室急速流入のタイミング(つまりⅢ音の時相)で生じたためと考えられます.我々の検索範囲では,この現象にはまだ名前がないようなのでatrial cannon soundと名付けてみました.通常のcannon soundとこのatrial cannon soundの2種類が観察されるため,論文のタイトルをCannon Soundsと複数形にしています.実際の音声はココで聞けるので楽しんでみてください.
👿 身体所見に関する「論文」の過去投稿は コチラ(ウェブ版なら画面右の分類からも選択可)
フィジカル 広場 心臓 physical exam examination
(松下記念病院 川崎達也)
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