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2026-09-21

心音クイズ:Q4

心音の無料ゲーム「心音マイスター」より


💫 解説
  • 上記の心音は聴診器のベル(小さい方)で聴こえた音で、S2周囲に過剰音があります。
  • 聴診器の膜(大きい方)では聴こえなかったので(=低調音)、Ⅲ音と診断できます。

😀 S3について
  • S3はS2直後に出現する低調な過剰音であるため、聴診器のベル(小さいほう)を心尖部に軽く当てて聴診します。
  • 機序は急速流入期の血流(心エコーのE波)による心室壁の衝撃音で、立位より左半側臥位が分かりやすいです。
  • 心不全や僧帽弁逆流で出現しやすく(本例は拡張型心筋症)、若い健常者でも聴取することが少なくありません。

松下記念病院 川崎達也)

2026-09-17

Dr.水野の心音聴診クイズ

  • 症例01:【解説公開】呼吸困難を訴える42歳 男性 〔2016/5/13〕
  • 症例02:【解説公開】労作時の呼吸困難を訴える47歳 女性 〔2016/9/21〕
  • 症例03:【解説公開】急な胸痛を訴える68歳 男性 〔2017/3/6〕


🐙 独り言
  • 少し前のコンテンツですが、ご存じない方も少なくないと思い、このブログにアップしました。水野 篤先生の軽妙な語り口もあり、とても楽しい仕上がりです。進行はクイズ形式で、投稿者は選択肢を一つ誤答 😓
  • Dr.水野の心音聴診クイズは無料で閲覧できますが、CareNetへの登録が必要です(医師限定)。関連コンテンツとして「Dr.水野のうたう♪心音レクチャー」もあります(臨床医学チャンネルCareNeTVの有料コンテンツ)。

松下記念病院 川崎達也)

2026-09-14

循環器フィジカル - 100本ノック -


循環器領域の身体所見を学習するために作成された無料アプリ「循環器フィジカル -100本ノック-」の動画版です.2026年4月から循環器Physical Examination講習会の公式SNSに毎週金曜日にアップしています.こちらのコンテンツにも2週分ずつまとめてアップします.

👻「フィジカルノック」の過去の投稿は コチラ(PC版なら画面右の分類からも選択可)

松下記念病院 川崎達也)

2026-09-10

心音の語呂合わ

Ⅲ音(S3)
  • Ⅱ音(S2)の直後(拡張早期)に生じるため「タッ・タ・タン」
  • 日本語では「おっかさん」(おっ・かぁさん)の抑揚に似る
  • 英語では"Ken-TUCK-y"(ケンタッキー)kənˈtʌk.i(実際の発音
  • 拡張型心筋症で記録された実際のⅢ音 ➜ コチラ からどうぞ

Ⅳ音(S4)
  • Ⅰ音(S1)直前(拡張後期、心房収縮期)で「タ・タッ・タン」
  • 日本語では「おとっさん」(とっ・さん)のリズムに似る
  • 英語では"TEN-nes-see"(テネシー)ten.əˈsiː(実際の発音
  • 肥大型心筋症で記録された実際のⅣ音 ➜ コチラ からどうぞ


😎 独り言
  • Ⅲ音はとても小さい心音です。音というよりは、ため息のような、空気の振動でしょうか。よって語呂合わせでは、日本語、英語共に弱音になっています。
  • 一方、Ⅳ音は、意外にしっかりした音(特に肥大型心筋症のS4)です。日本語の語呂合わせでは弱音ですが、英語では強音になっているのがなるほどです。

松下記念病院 川崎達也)

2026-09-07

心不全:体位と頚静脈

拡張型心筋症の症例

🔎 解説
  • 座位:内頚静脈の明瞭な拍動(隆起)
  • 半坐位:拍動が不明瞭になっている
  • 臥位 (枕あり):外頚静脈の怒張あり
  • 本症例は心不全の悪化のため入院中

😐 コメント
  • 本例は座位で内頚静脈の拍動上縁が、顎下まで達しています。つまり中心静脈圧(右房圧)は高度に上昇しています(おそらく20 ㎝水柱以上)。このような症例では、半坐位や臥位では内頚静脈の拍動上縁が顎下よりも上方になり、その視認が難しくなるため注意が必要です。臥床で外頚静脈が怒張していますが、心不全診療で信頼すべきは内頚静脈です。
  • 一方、座位で内頚静脈の拍動を視認するためには、その上縁が少なくとも鎖骨上窩よりも上にあることが必須です。つまり、心臓と鎖骨の垂直距離を考慮すると、15 ㎝水柱以上の中心静脈圧(右房圧)を要します(正常参考値は4-8 cm水柱)。よって、軽度から中等度の上昇を見逃さないため、負荷頚静脈法です。無料アプリ「シンプル頚静脈」で学べます。

松下記念病院 川崎達也)