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2026-04-20

フィジカルクイズ(No. 49 & 50)

  • 循環器Physical Examination講習会は故・吉川純一先生が2003年に立ち上げられた身体所見に関する研究会です.「生きた physical examination」を体感・習得して,「感動できる」ものにしていきたいと思っています.
  • 2025年4月から毎週金に循環器に関するフィジカルクイズをX(旧Twitter)で発信しているので,よろしければフォローしてみてください(@PhysicalExamin1).こちらのページには2週分ずつまとめてアップします.



👻「フィジカルクイズ」の過去の投稿は コチラ(PC版なら画面右の分類からも選択可)

松下記念病院 川崎達也)

2025-12-15

心音クイズ(Q13・Q14)

  • 持田製薬さんと作成している心音クイズのシーズン2 第三弾です(GROUP T inc.さんにも感謝 🙏 レイアウトも一新).今回は臨床現場でしばしばお目(耳?)にかかる2症例です.もっとも少しひねりを効かせた(聴かせた?)症例です 😉
  • 今後も3ヵ月毎に2症例ずつアップする予定です(次回は2026年2月の予定).無料なのでよろしければご覧ください(※Q3以降は初回のみ簡単な登録が必要).一緒に聴診学の楽しさと奥深さを共有できれば作成者としては嬉しい限りです 😁


松下記念病院 川崎達也)

2024-06-27

サンプル心音

💓 つぶやき
  • 先日,TV業界の方から心音のデータ提供の依頼がありました(TBSの健康カプセル!ゲンキの時間 😄).
  • サンプルとして,正常・期外収縮・心房細動の3パターンの心音(心電図と心音図付き)を用意しました.
  • 何か役に立つかもしれないのでネットに置いておきます.ご自由にお使いください(商業目的を除き版権放棄)

正常(Normal)

期外収縮(PVC)

心房細動(AF)

👻 心音の高みを目指す方へ
  • 正常サンプル ➜ Ⅰ音よりⅡ音の方が大きいので心基部での記録
  • 期外収縮サンプル ➜ Ⅰ音がⅡ音より大きく心尖部での記録.期外収縮および代償性休止期後のⅠ音の音量変化に注目
  • 心房細動例 ➜ 先行するRR間隔によってⅠ音の変化に注目(心音図).ただしこの程度のRR間隔の揺らぎでは音の変化として認識することは困難

松下記念病院 川崎達也)

2024-06-20

漏斗胸:V1 ≒ aVR

検診で心電図異常を指摘された男性(無症状)

👶 解説
  • 前胸部に陥凹があり漏斗胸と判断
  • 心窩部に周期的陥凹もあり(矢印)
  • 橈骨動脈の拍動と一致し右室拍動
  • 本例は無症状で心エコー図も正常

😃 追加コメント
  • 漏斗胸では胸郭の前後径が小さくなり,右心系の異常がなくても明瞭な右室拍動をしばしば経験します(他の自験例:コチラ).三尖弁や僧帽弁の逆流を伴うこともありますが,本例くらいの漏斗胸で問題になることは少ないと思います.
  • 本例の受診契機は心電図異常でした.漏斗胸26例の手術前後での心電図検討:II誘導のP振幅とV1のP陰性振幅が減少,平均QRS幅の減少,Sokolow-Lyon指数の減少,V4-V6のJ波が増加(J Electrocardiol 2016;49:174-81)   
  • 漏斗胸の心電図にはもっとピンポイント判定法があるようです.それはV1の陰性P+Qrパターン+陰性T波です(北海道医報 第1249号).V1電極がaVRと同じ角度になるからだそうです(なるほど&何事もその道の匠はすごい😳)


松下記念病院 川崎達也)

2024-01-18

🏆 論文:ハミングバード徴候

  • 当院で実習された医学部6年生の方が経験した症例が出版 🎉
  • 主訴は1月前から持続する動悸感と継時的に増悪する息切れ
  • 心拍数は123 bpmで頸静脈から判定した中心静脈圧は上昇
  • ユニークなのは頸静脈拍動が肘動脈拍動の倍程あり(動画
  • 脈波図はキャノンa波(下図C矢頭)と通常a波(*)の疑い
  • 最終的な診断は2:1伝導の心房頻拍による頻脈性心不全です


🐝 ハチドリ徴候/Hummingbird sign
  • 本例の頸静脈所見のようにすごい速さの振動を,当院ではハミングバード・サインと呼んでいました(過去の投稿).このフィジカル所見にはまだ名前はない様なので,本論文のタイトルを”Hummingbird-like cannon a-waves”としました.フロッグ・サインの亜型として普及するといいのですが...
  • 身体所見に興味を有する医師にとって,新たなフィジカルを発見し報告することは何事にも勝る喜びだと思います(命名できればなおのこと).当院が関与できた新報告には"Atrial cannon sound"や"Diastolic paradoxical jet flow murmur"などがあります.もっともこの命名が普及しているとは思えませんが...

👉「論文」の過去の投稿は コチラ(ウェブ版なら画面右の分類からも選択可)

松下記念病院 川崎達也)

2023-07-24

👴 歴史クイズ




松下記念病院 川崎達也)

2022-02-14

栄枯盛衰

50年ほど前の学童心臓検診の一例

👽 独り言
  • リウマチ性弁膜症が比較的多かった時代背景を考慮しても,心音図計の活躍には何か感慨深いものがあります.もちろん心音図を見ながらの聴診では,集中力もさぞ高まったことと思います.
  • 50年後の学童検診がどうなっているのかとても興味深いです(僕の年齢では50年後に生きているのは難しい 😥).まさか全員デザイナー・ベビーで学童検診という観念がもはやないかも…

松下記念病院 川崎達也)

2022-01-31

例の三徴です!

呼吸困難感で来院した症例の心電図(黒が今回/茶・緑・青は過去3回の記録)




松下記念病院 川崎達也)

2021-10-18

👴 歴史クイズ





松下記念病院 川崎達也)

2021-09-16

😩 心電図前に診断できたらカッコよかったのに...

突然発症の胸痛でERに搬入された症例



松下記念病院 川崎達也)

2021-08-19

R on T アールオンティー ならぬ P on T ピーオンティー

😊 番外編ですが最近知って,手持ちの心電図を見直したらその通りだったので…

R on Tアール・オン・ティー)
  • 心室性期外収縮のR波がT波の上に出現 ➜ このタイミングは心室の受攻期で心室細動のリスクとして昔から有名
P on Tピー・オン・ティー)
  • 心房期外収縮のP波がT波の上に出現 ➜ これも心房の受攻期(?)で心房細動のリスクとして最近注目されている

自験例(赤矢印のP on Tを契機に心房細動に移行)

松下記念病院 川崎達也)

2021-04-08

👽 フィジカル番外編

末期心不全で緩和ケア中の症例のモニター心電図


フィジカル 広場 心臓 physical exam examination
松下記念病院 川崎達也)

2020-11-19

格言:胸痛時には耳も?

胸痛で来院した症例


松下記念病院 川崎達也)

2020-07-20

頻脈時の頸静脈

陳旧性心筋梗塞例に生じた頻脈時の心電図と頸部所見


🔎 臨床現場
  • 可能性としては心室頻拍,心房粗動,変更伝導を伴った上室頻拍などが考えられる
  • 心室頻拍なら房室解離が生じるため一定の間隔でサイズの異なる巨大a波が生じる
  • 本例ではa波サイズは一定と判断 ➜ 上室性を疑いアデノシンを投与したが変化なし
  • 引き続いて除細動を行い洞調律に回復した(下図)➜ 最終的に心室頻拍と診断した


😳 コメント
  • 本例は血圧が比較的保たれていたが,バイタルサインが不安定な時は迷わず除細動を行うことは言うまでもない.サパイラ先生も心拍数が毎分100回以上では(初心者は)波形解析を試みないよう述べている(Sapira's Art and Science of Bedside Diagnosis, p363).ただし頻脈でも,頸静脈のフロッグ・サインは分かりやすいので覚えておきたい.
フィジカル 広場 心臓 physical exam examination
松下記念病院 川崎達也)

2020-06-01

🐸 頸静脈クイズ

突然生じた動悸感と起立時の立ちくらみで来院


2020-05-14

冷たい手足

意識消失で倒れているところを発見されてERに搬入された症例



フィジカル 広場 心臓 physical exam examination
松下記念病院 川崎達也)

2019-10-07

逆なら逆!

  • 上部尿路系感染と診断され入院した症例の左右の頸静脈(臥床+枕あり)

通常なら頸静脈は右側でより明瞭に認識される(実例1実例2).これは右房との位置関係に起因する(直線性+距離)➜ 解剖図.では本例で外頸静脈が右側よりも左側で目立っている理由は?


フィジカル 広場 心臓 physical exam examination
松下記念病院 川崎達也)

2019-07-08

今度は間違えなかった!

  • 1週間前から急に動悸が出現し,その後に息切れを感じるようになった症例の頸部(座位+呼気止め)


frog signフィジカル 広場 心臓 physical exam examination
松下記念病院 川崎達也)