👤 Minocycline-induced hyperpigmentation
- 頻度:有病率は2.4〜41%で,治療期間や累積投与量と相関(顔面を除く)
- 病理:基底ケラチノサイトでのメラニンの増加および真皮メラノファージ
- 鑑別:アジソン病,甲状腺機能亢進,ヘモクロマトーシス,悪性腫瘍など
- 治療:ミノサイクリン中止,日光への露出回避,色素特異的レーザーなど
👹 追加情報
- 薬剤性色素沈着にはミノサイクリン以外にも,アミオダロンやブレオマイシン,プロスタグランジン,経口避妊薬,フェノチアジン,抗マラリア薬などが知られています.
- 特にアミオダロンによる色素沈着は”Blue man”として知られています(下図).ちなみに”Red man”といえばバンコマイシンによる過敏反応のレッドマン症候群です.
(松下記念病院
川崎達也)
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