このブログを検索

2019-06-17

オースチン・フリント雑音

  • 大動脈弁逆流(高度)+狭窄(軽度)を認める症例の心尖部で記録

  • 心音図の解説 ➜ Ⅲ音に続いて,拡張中期ランブルと前収縮期雑音からなるオースチン・フリント雑音


👉 ちょこっとメモ
  • 米国の医師 Austin Flint が発見(Am J Med Sci. 1862;44:29–54)
  • 主に心尖部で聴取する拡張中期 and/or 前収縮期の低調性雑音
  • Flintは妥協を許さない厳格者で医学に人名をつけることを嫌った
  • 機序として左室流入血との衝突や心内膜面を擦る音などが提唱

👊 当院の初期研修医 吉岡先生が論文にまとめてくれました(Circ J 2019;83:1414
フィジカル 広場 心臓 physical exam examination
松下記念病院 川崎達也)

0 件のコメント: