簡易定性法 +
-
中心静脈圧を推定する従来定量法(例:45度座位で拍動上縁と胸骨角の垂直距離)は不便
-
近年,鎖骨上の内頸静脈拍動の有無を座位で判定する簡易定性法が少しずつ普及してきた
-
この簡易定性法にわずかな工夫を加えるとより多くの情報が得られる ➜
簡易定性法プラス
実例:息切れで来院した症例
😗
解説
-
座位で鎖骨上に内頸静脈の拍動あり ➜ 非代償性心不全
-
拍動上縁は耳垂(耳ウインクサイン)➜ 重篤な心不全
- 右内頸静脈の拍動は絶対不整である ➜ 心房細動の疑い
-
耳垂皺あり(フランクサイン)➜ 虚血性心疾患の疑い
- 実際に本例は心房細動かつ冠動脈バイパス術の既往あり
😙 独り言
-
簡易定性法 +のプラスに何を加えられるかはあなた次第だよ.面白い症例があったら是非,この心臓フィジカル広場に投稿してネ(投稿方法).このページは元々,心臓フィジカルの共有サイトとしてスタートしたんだし...
フィジカル 広場 心臓 physical exam examination
0 件のコメント:
コメントを投稿