- 大腿と肘に色素沈着過剰 と肥厚(角化亢進)を認める状態
 - 米国の皮膚科医Dahlに由来(Arch Dermatol 1970;101:117)
 - 長期にわたる重度の慢性閉塞性肺疾患を患う患者に発生する
 - 機序は呼吸困難で肘を大腿に置くため接触部に慢性的な刺激
 
  👻 命名問題
  
- 実はDahl先生に先行すること7年,Rothenbergがこの所見を報告しています(JAMA 1963;184:902-3).よってRothenberg's sign's(ローゼンバーグ徴候)とも呼ばれています.
 - もっともRothenberg先生はこの所見を,その姿勢からThe thinker's sign(考える人徴候)と呼んでいます.またその丸い形からtarget sign(標的マーク)と称されることもあるようです.
 
💁 COPDに関する過去の投稿 ➜ コチラ
  (松下記念病院
  川崎達也)

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