- 先日,第69回日本透析医学会学術集会・総会(パシフィコ横浜)でフィジカル(特に頚静脈の座位定性法)の話をさせていただく機会を得ました.早朝8-9時のセッションで軽食や飲み物のサービスはなく,地味なテーマなわりに比較的大きな会場でした(下記写真は7:30の時点).
- 「ガラガラだったらどうしよう...」という演者の心配とは裏腹に,立ち見が出るほどの盛況でした(本当にありがとうございます🙏).その後の質疑応答が有意義だったので忘れないように記録しておきます.もっとも臨床で検討しエビデンスとして確立された内容ではありませんが...
📣 会場でのやり取りの要約
- 透析例で頚静脈評価のタイミングは透析後(退室前)に座位で行うのでよさそう
- 透析例は少なくとも透析後に座位定性法を陰性に(除水後に中心静脈圧上昇なし)
- ただ透析例の理想は透析前も座位定性法が陰性(日常生活で中心静脈圧上昇なし)
- 透析前の体重増加が少し多くても座位定性法が陰性なら必ずしも水分制限は不要
- 透析後に臥位で頚静脈拍動を視認してもOK(むしろなければ血管内脱水の疑い)
(松下記念病院
川崎達也)
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