- 競走馬で有名な病態でレース後は半数以上に出現する
- 重症例ではレース後のサラブレットで鼻出血を認める
- 馬は運動でRAP>60mmHg,PCWP>70mmHgに達する
- ただしEIPHの有無でRAPやPCWPには有意差なし(下図)
- 予防にはフロセミドが有効(ただし日本では禁止薬物)
- ヒトでもマラソンなどを契機に発症例の報告あり(※)
😋 独り言
- 先日の心不全学会での講演(杉本匡史先生)で知った病態です.とても興味深かったため調べてみました.こんなにも高圧になった時の頚静脈拍動ってどんなんだろう? 動脈との鑑別は容易ではないと予想します.
- でもさすがサラブレット 🐎 あらゆる点でヒトとは比べ物にならない循環系でしょうか.だから運動耐容能も桁違いです.健常若者 11.4 METs,オリンピック選手 22.8 METs,サラブレット 57 METs(以前の投稿)
(松下記念病院 川崎達也)
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