長年安定していた心不全例(座位)
🍟 現場実況
- 通常は安静時も吸気時も頚静脈は陰性
- 今回は安静時に鎖骨上窩で陥凹(矢印)
- 深吸気保持で外頚静脈が怒張している
- 内頚静脈の拍動の上縁も上昇(矢頭)
- しかも拍動パターンは陥凹から隆起へ
- 予定していた心エコー図には著変なし
- 問い直すと自覚症状は悪化していたと
🍙 追加コメント
- 安定していた心不全が悪化した原因を尋ねたら「継続していた無塩食を少し前に辞めた」ことを教えてくれました.
- 無塩食は思っているよりも簡単なようです.自宅で無塩調理(食塩や醤油,味噌などの調味料を使用しない)だけ
- 無塩食だから外食不可も古い考えだそうです.現在では無塩を依頼すれば多くのお店で対応してもらえるようです.
- 無塩(かつ無糖)の食生活を20年以上も継続されている循環器内科専門医が霧島記念病院におられます(コチラ)
(松下記念病院
川崎達也)
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