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2024-08-29

今週の一枚 🎯

利尿薬抵抗性の下腿浮腫を訴える症例

✋ 末梢表在静脈の怒張
  • 机上で手背静脈が怒張 ➜ 中心静脈圧上昇?
  • ただし第二関節(PIP関節)に皺 ➜ 脱水?
  • 挙上(心臓より上)で手背静脈の怒張消失
  • いわゆる座位アンサム徴候は陰性と判断
  • 本例の最終的な診断は肺高血圧(CTEPH
😀 コメント
  • 末梢表在静脈は静脈弁や筋肉の影響などで,頚静脈ほど中心静脈圧を正確に反映しないと思われています(多分).
  • しかし末梢静脈圧と中心静脈圧を侵襲的に同時測定した研究では両者の差はわずか<1 mmHgでした(過去の投稿
  • 本例では利尿薬である程度コントロールされた肺高血圧の病態を,末梢静脈が比較的忠実に反映していたと思われます.

👻「今週の一枚」の過去の投稿は コチラ松下ERランチ・カンファレンスの名物コーナー)

松下記念病院 川崎達也)

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