- 洞調律である慢性心不全例の急性増悪時(座位かつ呼吸調整)
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フィジカル 広場 心臓 physical exam examination- 復習 通常は座位では鎖骨上に頸静脈拍動は観察できない.座位での胸骨角と右心房の垂直距離はおよそ7cmと考えられる(45度で5cmなら90度では5x21/2cm).中心静脈圧の正常値は5-8cm水柱(正確にはcm血柱).
- 本例 内頸静脈の拍動(陥凹)の上縁は胸骨角から9cmであった.よって本例の推定中心静脈圧は16cm水柱である.二峰性陥凹のうち,初めの陥凹(x谷)が二つ目の陥凹(y谷)より大きいことに注目
- 学習 内頸静脈の陥凹は重症するに伴い,x谷>y谷 (健常者を含む)➜ x谷<y谷(x谷の閉塞) ➜ 収縮期陽性波(巨大v波,ランチージ徴候,Lancisi's sign)と進行することが多い.
(松下記念病院 川崎達也)
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