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2019-08-08
頸静脈クイズ
動悸と息切れを訴えて来院した冠動脈バイパス術後の症例
👀
解釈
座位で内頸静脈の明瞭な拍動が鎖骨上に出現 ➜ 中心静脈圧はかなり上昇している
パターンは規則正しい単相性の拍動 ➜ ただし
フロッグ・サイン
🐸ほど早くない
本例は最終的に2:1伝導の心房粗動による慢性左心不全の急性増悪と診断された
👿 コメント
本例の頸静脈拍動は,心房粗動の心房収縮による(逆行する)駆出血流を反映している可能性と右室収縮時の三尖弁逆流(巨大v波=
ランチージ兆候
)を反映している可能性が考えられる.理論的には心音との時相関係で鑑別可能であるが,実際には頻脈時は困難である.
サパイラ先生
も心拍数が毎分100回以上では(初心者は)波形解析を試みないよう述べている(Sapira's Art and Science of Bedside Diagnosis, p363)
frog sign
フィジカル 広場 心臓 physical exam examination
(
松下記念病院
川崎達也)
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