😳 ペースメーカ植込み1月後に再診した症例
- 術中および術後経過は順調で退院したが1月後に創部感染が疑われた
- 疼痛や発熱がないため,抗菌薬は投与せずに排膿切開もしなかった
- 感染は局所に限局していると判断して1週間後に再診することにした
😙 1週間後の再診時
- 患者さんによると,病変はどんどん黒くなり自壊したが,その後は病変は乾燥しているようであった.この時点で行った採血で炎症反応はなし.
- 当院ではペースメーカ植込み後は,深部をV-Loc™で連続縫合 ➜ 浅部をPDS*II™で埋没縫合 ➜ ステリストリップ™で表皮固定している.
- おそらく創部から侵入した菌が合成吸収性モノフィラメント縫合糸であるPDS*II™に局所感染したと考えられた(ただし毛嚢炎の合併もあり?).
- 創部に露出していたPDS*II™の2糸取り除いた(容易に抜去できた).PDS*II™の張力保持期間は約6週間で,吸収期間は180~210日(引用).
(松下記念病院 川崎達也)
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