「実は...」
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心房細動でワルファリンを長期内服している症例.アドヒアランスは良好でINR値も10年以上安定していた.定期受診で本人は「調子よい」と言うが採血で貧血が進行していた(INRは安定し過延長なし).ご本人に問うと「実は...」と言って服を脱いで見せてくれた.
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広範な皮下出血
- 左腋窩〜左側胸部,左上腕の内側部に紫色の色調変化あり
- 辺縁は淡黄色で,明らかな血腫や圧痛は認められなかった
- 貧血は軽度で輸血は施行せず/抗凝固薬中止もしなかった
⛸
臨床現場
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「先日,孫とのスケートに行って転倒した」と恥ずかしそうに打ち明けてくれました.昔は得意だったけど,久々にやったら大転倒したそうです.
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ワルファリン(などの抗凝固薬&抗血小板薬)を内服中は,外傷リスクを伴うスポーツや行動は避けるほうが良いことを再度お伝えしました.
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また安全剃刀の代わりに電気シェーバーの使用,やさしい歯磨き,ペットに注意(噛まれないように)などの生活指導をもう一度行いました.
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