心不全の診断
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心不全の本態:左室拡張期圧の上昇(心臓が広がりきったときにかかる圧を逃がしきることができない状態)
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診断時にアクセスの容易な所見:①心尖拍動,②両肺ラ音,③傍胸骨拍動
- 経験を要するが特異性の高い所見:①III音,②頸静脈怒張
😗 独り言
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「心不全かも?」と思った時に心尖拍動や傍胸骨拍動がアクセス容易な所見であることにはとても同意します.しかし残念ながら心不全診療の現場で活用されているとは(全く)思えません.とにかく触ってみるという一歩を踏み出してみることが大切でしょうか(難しいことは考えずに)
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本論文では頸静脈所見が経験を有する所見に分類されています.これは従来から行われてきた方法論に起因する問題だと思っています(ルイス法).例えば45度の半座位なんて臨床現場では困難です.是非とも簡易定性法(座位で鎖骨上に見えるか否か)を試してください.ハマります😊
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