🔍 ジェームズ・マッケンジー卿(1853-1925)
- スコットランドの心臓専門医で不整脈研究の先駆者でもある
- ポリグラフを考案し動脈と静脈の拍動の同時記録を行なった
- 心室期外収縮も発見している(1890年 😱 心電計の発見前!)
- 自らも心疾患を患い自分の発作性心房細動を自分で記録した
- 1902年に頚静脈評価のテキストを出版した(頚静脈の開祖)
🐤 トリビア
- 1902年にSir James Mackenzieは “The Study of the Pulse. Arterial, venous, and hepatic and of the movements of the heart”と題する本を出版しました.同書籍は動脈脈と静脈脈を同時に記録した最初の人物で,頚静脈の初めてのテキストと考えられています.全321ページがココからすべて読めるので是非みてみてください.
- マッケンジー博士の教えを取り入れ Paul Wood が頸静脈検査を伝える伝説のビデオ "The Jugular Venous Pulse" を1957年に作成しました.彼は1950年に “Diseases of the Heart and Circulation” という教科書も出版しています.この教科書はすぐに心臓病学のバイブルとなり,多くの人が必死に手に入れようとしたそうです.
🉐 関連投稿 ➜ 歴史クイズ(PC版なら画面右の分類からも選択可)
(松下記念病院
川崎達也)
1 件のコメント:
2022年にも投稿していました(失念)
https://physical-examination.blogspot.com/2022/07/blog-post_18.html
解説の内容が少し異なるのでこのままにしておきます
コメントを投稿