このブログを検索
2025-12-11
ゲルハルト様徴候 Gerhardt-like sign
意識障害で搬入された症例
👺
解説
少し荒めの呼吸が目立つ(腹式)
呼気時に左季肋部に拍動(矢印)
本例は甲状腺の腫大と雑音あり
最終的な診断は甲状腺クリーゼ
👽
コメント
大動脈弁逆流症では左上腹部に拍動を認めることがあります(
ゲルハルト徴候
/Gerhardt sign).その機序は大脈に伴う脾臓の収縮期拍動です.同様に肝臓の拍動は
ローゼンバッハ徴候
(Rosenbach sign)と呼ばれています.
本症例で認めた左季肋部の拍動は,
甲状腺機能亢進症による大脈で生じたゲルハルト(様?)徴候
でしょうか? 右季肋部の拍動は不明瞭ですが,触診では肝臓の拍動(ローゼンバッハ[様?]徴候)もあるような気がしました😉
(
松下記念病院
川崎達也)
0 件のコメント:
コメントを投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿