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2026-06-15

カラヴァッジョの「聖アンデレの磔刑」

  • 先日、インディアナ大学医学部循環器内科のダニエル・M・ ゲルフマン先生のよる面白いエッセイ(?)を眼にしました(Am J Med. 2026 Jul;139(7):838-839)。タイトルは"When looking for treatable diseases, don't forget the jugular veins”です(邦訳:治療可能な疾患を探す際には、頸静脈を忘れないでください)。内頚静脈と外頚静脈が明確に区別されていない点は気になりますが、頚静脈ネタが一流誌に掲載されていることをとても嬉しく思います。

先日、クリーブランド美術館で、著名な美術史家によるプレゼンテーションの一環として、カラヴァッジョの「聖アンデレの磔刑」(1606-7年)を鑑賞しました。この絵画について議論された際、聖アンデレの右側に立っている女性には大きな甲状腺腫があると説明されました。首の下部に大きな腫れがあるため、これは私にとって驚きではありませんでした。しかし、心臓専門医である私は、甲状腺腫と思われるものを見る前に、鎖骨よりかなり高い位置まで異常に拡張した右外頸静脈に衝撃を受けました(図1)。(鎖骨は右心房から約10cm上にあるため、これは直立した状態では正常ではありませんが、病的なものではない可能性があります。)その後、医学文献を調べていたところ…以下省略(僅か428 words)

松下記念病院 川崎達也)

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