Always 呼吸負荷!
倦怠感を訴える症例
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解説
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顎下に周期的な隆起あり(矢印) ➜ 触診から動脈性(コリガン脈)
- 深吸気の保持で拍動は変化せず ➜ 拍動が動脈性であることに合致
- 頸静脈拍動(陥凹など)は視認せず ➜ 中心静脈圧の著明上昇なし
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クスマウル徴候も陰性 ➜ 潜在的な中心静脈圧の上昇もないと判断
- 本例はクインケ徴候も陽性 ➜ その後に高度の大動脈弁逆流を確認
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心音は左室駆出流の増加による往復雑音(フリント雑音は認めず)
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つぶやき
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頸部の陽性波では頸動脈のコリガン脈(大動脈弁逆流)と頸静脈のランチージ(ランチシ)徴候(三尖弁逆流)を考えることは何度か投稿してきました(コチラ).
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両者の鑑別には触診が一番ですが,触れずに診断がカッコいいと思います.体位変換(実例)に加えて,呼吸負荷も有用です.特に呼吸負荷は簡便なので常に追加しておきたいです.
フィジカル 広場 心臓 physical exam examination
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