このブログを検索
2025-07-03
シンプル頚静脈の半定量評価:時間編
心不全で通院中の症例(座位)
😋 解説
安静で頚部に拍動なし(重症心不全なし)
深吸気負荷で鎖骨上窩に拍動出現(矢印)
深吸気を保持したが拍動は速やかに消失
本例はHFpEFで症状は長年安定している
😎
コメント
心不全の「
シンプル頚静脈©
」では,拍動を視認するか否かの定性法を採用しています.しかし拍動上縁の位置を考慮した半定量評価も可能です(鎖骨上窩=軽症,頚部中央=中等症,顎下=重症:
過去の投稿
)
上記の位置に基づく半定量法に加えて,本例のように拍動の持続時間を考慮した半定量法も可能です.つまり
安静時に拍動=重症,深吸気後に拍動持続=中等症,深吸気持続で早期のみ拍動=軽症
(本例)です.
(
松下記念病院
川崎達也)
新しい投稿
前の投稿
ホーム
登録:
投稿 (Atom)