- 本投稿は「自作聴診器:パート1」の続き
- 8/10の "健康" ハートの日に心臓教室開催
- 小学生向けに100均グッズで聴診器を作成
🐤
僕も小学生に紛れ込んで自作
- 前回の初号機(自作聴診器:パート1)の問題点を認識して改良!
- ヘッド部分に肉厚で継ぎ目のない金属漏斗を採用(100均で購入)
- チューブも肉厚の太いビニールに変更(ホームセンターで150円)
- 100均イアピースは耳に適合せず(左図)聴診器部品を転用(右図)
- しかしⅠ音やⅡ音,収縮期駆出性雑音は ”なんとか” 聴取可能レベル
- 過剰心音や拡張期雑音は不可(肥大型心筋症の巨大Ⅳ音も認識不能)
😓
独り言
- 思ったよりもクオリティが低くて少しがっくりしました.奥まったところにある静かな診察室で試したので,単耳式だけが原因とは思えませんが…
(投稿者 川崎)
- 8/10は "健康" ハートの日で小学生向けの心臓教室がありました
- その2時限目は図工 ➜ 100均グッズで「聴診器を作ろう」でした
🐤
僕も小学生に紛れ込んで自作
-
Y型ホースつぎ手が売ってなかったので,単耳式に変更
- ヘッドはケーキを作る時に用いる絞り口金を利用(左図)
- 実臨床で使用してみるとほとんど聞こえず(耳に合わず)
-
よってイアピースを聴診器の予備パーツと交換(右図)
- Ⅰ音やⅡ音,収縮期駆出性雑音は”なんとか” 聴取可能
- 過剰音は全く聞こえず(胸毛があれば通常音も聴取困難)
😅
現場
-
患者さんに小学生への取り組みなどを説明したら,皆喜んで自作聴診器の機能評価に協力してくれました(中には自分にも聞かせてほしいという申し出あり).本当にありがとうございました.
心肥大を呈する症例
💪 ポパイ徴候(
Popeye's sign)
- 上腕を屈曲後に上腕二頭筋の局所的な隆起(矢印)
- ほうれん草で超人的になるポパイの力こぶから命名
- 機序は上腕二頭筋の腱断裂(biceps tendon rupture)
- 本例の左室肥大はATTRアミロイドーシスと診断した
👻「今週の一枚」の過去の投稿は
コチラ(松下ERランチ・カンファレンスの名物コーナー)
🔍
ミケーレ・ランドルフィ(1878-1959)
-
イタリアの医師 Michele Landolfi でナポリで活躍
- 高度の大動脈弁逆流で生じるLandolfi signを発見
- これは心拍動に一致した瞳孔の拡大と収縮(下動画)
- 呼吸器疾患(特に結核)を研究して聴打診器も開発
🉐
関連投稿 ➜
大動脈疾患(PC版なら画面右の分類からも選択可)
慢性心不全の増悪症例
👹 解説
-
端座位で右鎖骨上に内頸静脈(+胸鎖乳突筋)の周期的な拍動(隆起)を認めるため,中心静脈圧はかなり上昇していると予想される.
- 鎖骨上窩で内頸静脈の起始部を用手的に(かなり強く)圧迫したが,内頸静脈の拍動は消失していない点にも注目(解剖図はコチラ)
- 内頸静脈は深部静脈であるため圧迫は容易ではないと思われるが,その拍動は静脈とは思えないほど強い症例も少なくない(他の自験例)
👺
ひとり言
- 個人的な経験では,内頸静脈の拍動を容易に圧迫できない症例は心不全がより重篤なことが多いと思います.一般に拍動上縁が高位ほど中心静脈圧は上昇していると考えられますが,この ”圧迫できない” 内頸静脈拍動 も重症度判定に役立ちます.ただし問題点は,圧迫の程度を定量化することが困難なことです.よって僕は消失するか否かの二択で判断しています.ちなみに表在静脈の外頸静脈はどんな症例でも容易に圧迫できるので,この評価方法は適応できません.